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企画展「おみやげと鉄道」 [★和の催し]

■鉄道歴史展示室

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英語ではスーベニアに相当する「お土産」。
日本では昔、伊勢神宮の「宮笥」(神社でもらう「御札」をはる板)を、故郷に買って帰ったのが始まりと言われています。

伊勢講で出かけた人々は特に、皆でお金を出し合って代表者が旅行している訳ですから、ご近所にご利益を持ち帰らねばという心から始まったのでしょう。

他の説もあるけれど、私はなるほどと思います。
現代でも旅行に行くと「おみやげ買わなきゃ」となるのは、何百年も続いた「お参り」の感謝がDNAに染み付いたからなのだろうと至極納得できます。

今回は、監修者が大英博物館(!)で開催されていた「現代日本のおみやげ」という小さな企画展示を見たことから、実現に結びついたそうです。イギリスのキュレーターは、自国で御土産を買い漁る日本人を見て疑問に思ったのでしょうか?(笑)

江戸時代に大流行した旅ブームが明治以降もそのままに、あらゆる旅グッズの経緯が紹介されて面白い。
双六(すごろく)のように駅名が記された地図。江戸時代の土産物番付。土産物が東西合戦している浮世絵。

崎陽軒の駅弁スタイルは、箱の大きさや着物の丈・素材などが綿密に決められていた事とか、初の駅構内営業許可を取ったのはイギリス人のジョン・ブラック氏だとか、いろいろなトリビアが満載。

松島での町民一体となっての観光地誘致と歓待は、現代の町おこしに通じるものがある。
戦争で汽車が解体・没収されるなどして、一時期旅行どころではなくなったが、さにあらんや、日本から旅文化が消える事はなかったのである。
しかし土産を買わないと罪悪感を伴うDNAはあと何世代まで受け継がれるのだろうか。
たまに面倒だなぁとは思うが、しかしなんといっても話のネタにはなるし、なんだかんだと喜んでもらえるとこちらも嬉しくなる。
土産とは照れ屋の日本人の、便利なコミュニケーションツールなのだ。

※9/18来訪


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