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銀座史跡めぐりと、柘植職人のお話 [◇江戸寺社・史跡めぐり]

■朝日稲荷神社



一度京都の伏見稲荷に行ってから、稲荷神社は見つけたら欠かさずお参りしている。
銀座の一角に大胆にもひっそりと鎮座しています。
創建年代等は不詳ですが、安政大地震で社殿が倒壊してから放置されていたものの、関東大震災で三十間堀の堀底が隆起し神体が現れたことから、社殿を再建したといいます。
私達の後に、熱心な老夫婦がお参りしてました。
最近仲のよい老夫婦を見ると、胸がきゅんとします
[ぴかぴか(新しい)]

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■煉瓦とガス燈



明治7年の実物を使用していると書いてありました。
ということは関東大震災を生き延びた外灯だろうか。
黒い焦げのような色が、生々しくも、風化した遺跡のようでもあります。

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■京橋の碑

>>看板より抜粋
慶長八年(1603年)の創建とされる日本橋とほぼ同時期に初めて架けられたと伝えられる歴史のある橋です。
昭和三十八年から四十年にかけての京橋川の埋立て工事に伴って撤去されましたが、その名残を留めるものとして、石造りの親柱二基と、石およびコンクリート造の親柱一基が残されています。
このうち、二基の石造り親柱は、明治八年に石造アーチ橋に架け替えられたもの。江戸時代の伝統を引き継ぐ擬宝珠の形をしており、詩人の佐々木支陰の筆による橋名が彫られています。

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↑大正期ぐらいの街並みの方が、現代よりまとまりがあり道も広い


■江戸歌舞伎発祥の地

そういえば、歌舞伎のお練りもここから始まりました。
猿若勘三郎がいた中村座は、寛永元年(1624年)に、この地にやぐらをあげました。
当時このあたりには歌舞伎以外に、浄瑠璃座などの小屋がひしめいていたそうですが、歌舞伎で使用する太鼓が旗本登城を知らせる為の太鼓に似て紛らわしいから(笑)、移転させられたと言います。
結局中村座は二転三転して、1841年(天保12年)浅草聖天町へ移転した。
去年観に行った平成中村座はその往時のことを偲んで行われた興行。
勘三郎亡き今、遠い昔のようです。

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↑中村屋の定紋、角切銀杏

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■千葉定吉道場跡

 

>>抜粋
千葉定吉(?~1879)は、北辰一刀流剣術の創始者千葉周作の弟であり、自身も北辰一刀流の使い手として知られています。~~嘉永六年、剣術修行のために江戸へ出てきた土佐藩士坂本龍馬(1835~1867)は、定吉の門に入ったとされています。この時定吉は、鳥取藩池田家の江戸屋敷に仕官していたため、龍馬は定吉の息子千葉重太郎のもとで修行に励んだとも考えられています。

そういえば『龍馬伝』でも、「妹(千葉佐那)をもらってくれ!」とせがまれてましたね。
ちなみに神田には兄・千葉周作の道場跡が、廃校になった学校跡地に残されています。 

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■イノダ珈琲

京都の老舗。平日でしたがメチャ混みでした。当たり前のように、そつのないサービス。
アイスコーヒーには氷は入っていない。これ、本物の証。

『アラビアの真珠』を、おすすめの砂糖+ミルクを入れて。
珈琲の味が消えることを嫌ってブラックを好む人がいますが、この珈琲は砂糖・ミルクにも負けず、味がしっかりしているのに後味がすこぶるいい!今度はブラックも試してみたい!

カフェモカロールは、とてもしっかりとしたクリームとスポンジで、見た目よりお腹にどっしりきます。
ケーキセットは945円。ちなみに今朝入ったドトールでは700円位。
コスパ考えるとなんだか安くさえ感じました。

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■歌舞伎屋本舗(東京駅地下構内)

店内に、「ひねもす」という店の柘植細工の職人さんがいらっしゃいました。
縁起物の動物を型どった根付けや家紋の根付け(というかストラップ)、小さな櫛などがありました。
家紋は親指ほどのプレートに細かく彫られていて、凄い!

家紋は枠付や丸囲みされているほど立派なのかと思えばさにあらず、外枠が増えていけばいくほど、分家などが使用しているそうです。

本家とは違う家紋をつけなければならないが、中央のシンボルは変えない(変えたくない)時に、どうやって違いを出すか。そうすると、シンボルを一重や二重で囲んだりするしかない。
また、明治期に士農工商が崩壊したとき、一般人も家紋を半ば自由につけるようになり、人気が集中した家紋が爆発的に増えたそうです。

また、梟や狐などは縁起物として有名ですが、骸骨は「骨休め」という意味で歌舞伎役者などがよく楽屋などの羽織に使用していた(る?)そうな。
これは知らなかったなぁ~!
近藤勇の有名な持ち物の中に、妻が刺繍したドクロの道場着があるが、激しい稽古で有名な勇のことだから、もしかしたら慮って「あなた、少し肩の力を抜いてね」ってことだったのかもしれない!?

その他バチの形の根付は、「更に磨きがかかりますように」と願いを込め、長唄のお弟子さんらが帯から垂らしている事もあるそうな。

柘植の木は国内では鹿児島の指宿が主な産地だそうだが、全国ではどんどん減っていて、輸入に頼る部分が大きいそう。国内の柘植のほうが、やはり細工するには質がよいそうだ。
私も勇の刺繍に似たドクロを購入。柘植は100年持つというから、大事にしよう。

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四月大歌舞伎『弁天娘女男白浪』 [★伝統芸能]

■杮葺落四月大歌舞伎『弁天娘女男白浪


またまた幕見にて初の『弁天娘女男白浪』を!!
吉右衛門の駄右衛門はまぁ~台詞が流暢。五十日鬘が似合うなぁ~。

粗筋を知らないと、一幕目の『浜松屋の場』では、玉島逸当は日本駄右衛門という盗賊の頭、ということが全然わからないね。予習しておいてよかった(笑)。

しかし「しらざぁ言ってきかせやしょう」の場は、鳥肌もんですね!
来るぞくるぞ、ザワザワっと胸が高鳴り、高揚するのがわかる。
「いざ」ってときには会場全体が浮かれ立って、あぁ~気持ちいい!

尾上菊五郎がこんなにかっこいいとは!!
なよなよとした良家の子女から一転、弁天小僧と正体がばれた時はバァンと居直る度胸のよさ。

しかし居直ってからが長い長い。
あんなに居座っていたら、その内通報されてしょっぴかれるのではと、ヒヤヒヤした。そんなことにはならないのは知ってるのだけど(笑)
商人と盗人の丁々発止。主が盗人の顔を立てるような振舞い。こういう芝居が生まれた経緯を考えると、江戸時代って面白いねぇ。

結局、弁天小僧に20両、逸当(駄右衛門)にもおもてなしをする商家。
盗賊たちも最初の100両もらっておけば、わざわざ夜に盗みに入らなくても…と思うが、がめついというか、大物というか…。

しかし店主も泥棒に20両払ってお暇してもらうなんて、気っ風がいいのかしたたかなのか…。
泥棒に入られたことが店の評判を下げるのだろうか?
しかしお金の使い道というのは、やはりいかに納得して使うか、ですね。
店主もただ強請で持っていかれるより、自分で納得して払っている訳ですから。
いわば使うときに物として見ているのではなく、感情の対価として使用してるんですよね。
…などと関係のないところで感心してしまいました。

時蔵演じる赤星十三郎と三津五郎演じる忠信利平は、勢揃いの時しか出ないのですね。
こんなゴージャスなメンバーで、折角揃った五人も、この時しかないなんて!
赤星は元美少年の設定なので、声の高い女形の時蔵が演ったのかしら。

弁天の屋根の大立回りも、予習していないといきなり悪次郎は裏切るし(しかし悪次郎って名前も凄い)、川に投げ込んだ「香炉」が何かわからないし、大変ですわ。
いや~歌舞伎は通しで演じたら何時間かかるんだろう?
コクーンとかで『短縮通し』やってくんないかな。

菊五郎がドキュメンタリーで「滑って困る」と言っていた屋根の上の立ち回りは、トンボの応酬とあの独特の「や~おっ!」ていう掛け声がおもしろい。

残念なのは、幕見席からだと二幕目・第三場目の山門の駄右衛門の顔が見きれちゃうんだよね~。それだけが…惜しい!

隣のおじいちゃんが場が終わるたびに何度も帰ろうとしていて、何度も引き留めました。
私も素人なので、予習していたにも関わらず序幕第二場が終わった後、つられて帰ろうとしてしまった…。
あぁ危なかった!
まだまだ修業が足りないと痛感した昼でした。



■屋上庭園

観劇の後は松竹屋上庭園へ。
このときはまだ歌舞伎座ギャラリーは開場してませんでした。惜しい!
「五右衛門」の楼門五三桐にちなんだ階段から見える屋根では、最近話題の「見ると幸せになる」と言う「逆さ鳳凰」は、ここでは見つけられませんでした。
おそらく正面側の瓦に使われているのだと思うんだよなー。
ただ、常設でも見所があり、第一期から第五期までの歌舞伎座の模型と写真が飾られていました。

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↑歌舞伎先人を讃える碑

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↑河竹黙阿弥の庭園から移築した石燈籠と蹲

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↑関東大震災の時にぱっくり割れたという傷跡がある

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↑珍しい歌舞伎のステンドグラス

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上野で100年超、「精養軒」と「みつばち」 [老舗飲食店・和のお店]

■上野精養軒

エル・グレコ展の帰りに立ち寄りました。
明治五年創業の精養軒。カフェ・ランドーレの方を利用しました。
やはり、伝統に裏打ちされたデミグラスソース系の料理に惹かれ、定番のハヤシライスを。
うーん、こっくり、お肉柔らか。丁度腹八分目くらいの量。
思うに、老舗系の洋食屋というのは、すべての量が丁度いい気がする。
食べ放題などビュッフェ系など、むやみやたらに満腹にさせるというのは下品なのかもしれません。
あー、いつかディナーを楽しんでみたいものです。

桜はもう散ってしまったけれど、テラス席に近い窓際の席からの眺めは木々萌える様子がとても爽やか。

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■みつばち

アメ横をぶらりとした後、疲れたので甘味屋へ。
ここは小倉アイスが看板ですね。
初めてだったので、「入店時にオーダー⇒テーブルにてレシートを提示」というシステムを知りませんでした。入ったものの、メニューを確認しに外に出るという不細工な動きをしてしまった。

小倉アイスのみというのは時期的にまだ寒いので、小倉あんみつをオーダー。
蜜はテーブルに備え付けなので、自分の好みの量をかけます。
これがまた濃厚な蜜!!
なかなか下まで垂れてこない。

私は何もかけずに半分いただいて、フルーツや求肥がなくなってから残りの寒天にかけました。
寒天は小ぶりに切られていてやや柔らかめ、アンズがとっても美味しい。
小倉アイスは小豆の風味もしっかりと、砂糖でごまかしておらず、口当たりはさっぱりと美味。
夏はアイスもなかを試したい!

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↑バナナ、アンズ、サクランボがのっています


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