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鴨亭 [老舗飲食店・和のお店]





http://r.gnavi.co.jp/gb2m400/lunch/

前述の、歌舞伎鑑賞前に長丁場に備えて鴨亭でランチを。
4種類のうち、「鴨すきやき丼」と、「鴨の炊込みご飯」を注文
すき焼き丼は鴨肉を存分に味わえるわけではないですが、甘みのある汁に染みたご飯や具が本当に美味しくって。
ボリュームもあって味噌汁も出し巻き卵も美味しい
サラダ野菜や具が一口サイズなので、女性を意識して食べやすくしてあるのだと思います。
炊き込みご飯のほかっとした香りは、たまらなかったです。
紅しょうがとガリの使い分けが考えられているなと思いました。
爽やかな酸味のあるガリは炊き込みご飯に、ちょっとピリッとする紅しょうがは、すき焼きの甘さにぴったり。


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↑実は新橋演舞場の別館でした。思いがけず歌舞伎つながり

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仮名手本忠臣蔵 吉例顔見世大歌舞伎 [★伝統芸能]

念願の仮名手本忠臣蔵
見に行く前になんとぐんまちゃんに出会う。しかも討ち入り装束で!
歌舞伎座のほぼ正面に群馬のアンテナショップがあるから、歌舞伎衣装をつけたパネルが飾られていて可愛いです。

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吉右衛門の由良之助は、何年も前にテレビ東京年始長編時代劇で演じていた内蔵助を彷彿とさせる。
思えば、あのときは歌舞伎に無知で時代劇としてただ見ていたが、尺の取り方や取り上げる場の演出など、歌舞伎の忠臣蔵をベースにしたのだなぁと改めて気がつく。
遊郭での由良之助は好々爺のだらしない様だったかと思えば、ひとたび裏切り者を糾弾するときの迫力が凄まじい。

しかし、塩冶浪人という設定は、四ッ谷怪談の伊右衛門でもそうだった。
塩冶という架空の国を別の芝居でも生かすのは、「世界」というやつですか。
菊五郎の勘平は、冷静に考えると凄く間抜けな勘違いで命を落とすのに、切腹を未練がましくなく演じて涙を誘う。
血判に連名できたことが死よりも重いということが、見ているこちらも切なくて。

尾上松緑の斧定九郎は、言葉少なに突然現れる。
悪事の後の立ち姿がびっくりするほどかっこいい。
おかるは段によって違う役者が演じるのですね。
女房おかるであるときと、遊女おかるであるときと。面白いですね。
自分で遊女になると決めておきながら勘平に未練たっぷりな女を時蔵が、兄の為に一度死を覚悟するも、やはり嫌がってしまう未練たっぷりな女を芝雀が。
多少みていて苛苛するおかるという女を、女よりも女っぽい仕草で。上手いですねぇ~。

梅玉演じる寺岡平右衛門は、位が低いのに一目で重要人物とわかる派手な衣装。
黒に黄色い八卦がかっこいい。

最終場の大立ち回り、歌昇の殺陣は前半の静かなドラマと違い、とても激しく長丁場の眠気も覚める。吉右衛門の鴇の声とともにみなの大音声で鳥肌が立ちました。

スーツ姿でびしっと決めた外国人たちが、十一段目に居なかった気がして、これこそ是非見てもらいたかったのになぁ、と残念に思いました。

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↑木挽町広場もダンダラ一色です

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↑新橋「新正堂」のコーナー。今回は義士羊羹を

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↑歌舞伎座の中の、宣伝ディスプレイは毎回変わるので面白い

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↑木挽町広場のガチャポン

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↑残念ながら大石は入っておらず


京都 洛中洛外図と障壁画の美 [★和の催し]

国立博物館 

展示品は少いのに、こんなにも時間をかけたの初めてだ!
洛中洛外図も、本物の二条城でさえ鑑賞できない障壁も、アメリカに流出した龍安寺の襖絵も、どれもこれも見応えあり。
特に入り口から、四メートル四方の巨大スクリーンに写し出された洛外図(舟木本)には度肝を抜かれた。

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日本最古の洛外図「歴博甲本」、剥落・汚れが多いものの拝見できたのはとても貴重!
都だけど田んぼも多いし、着物も粗末なら家屋も粗末な板葺きで、石で屋根を抑えているものも多い。
人々の表情からは、戦乱の後ようやっと平和になり、さあこれからという空気を感じとれる。

どの洛中洛外図も北と南はあくまでも正確に描いておらず、距離感や門の向きなどは東西関係なく正面を向いているから、あくまで理想型で追い求めて描いたように思う。
絵師の全てが京都に赴いたかも不明だし、また、御所の中や二条城の武士の様子など、通常では窺い知れない場所も豊かに描いていることから、資料と想像だけで補った部分もあるのではないだろうか。

短冊で建築物の説明もされているが、当時の言葉が読めないので、なかなか解説中の建物を探すことができない。
けれど、それがかえって、あれやこれやと推理したり想像する時間となった。
それに人々の表情や当時の衣裳や風俗は、見ても見ても見飽きたらない。
女を抱き抱える者、酔いつぶれる者、傾く者、橋で物乞いする者、全く何の職業なのかわからない謎の人々。

豊臣から徳川への権力移行期間「舟木本」は、室町時代のような衣裳が多く女性も垂髪。
反対に17世紀中ごろの洛中洛外図は、瓦の家や商家が増え、衣装は華美さを増す。
舟木本の祇園祭では、巨大風船のような不思議な山車が登場するものの、他の山車はどの時代も同じ形状だ。

舟木本を描いた又兵衛は、16世紀中期から17世紀前半まで生きた人。
右端に豊臣の象徴である方広寺大仏殿、左端には徳川の二条城を置いて時代の変遷を描いたのは、生き証人でもある彼の人生の変遷そのもの。
洛中洛外図は技法こそ巧みなれど、まるで漫画のように楽しむことが出来る。

二条城の狩野派が描く襖絵や障壁画は、無駄を削ぎ落とした素晴らしい武骨な絵。
襖の上部に画かれた遠景の建物の一つに、金閣寺があるのは気のせいだろうか。

鷹狩・桜の萌え盛る生命力を描き、とこしえの権力の象徴とするのは凄いことだよな。
漫画のような洛中洛外図に、洗練の極みである狩野派の障壁画。
わずか二十点ほどの展示物に、全てが凝縮されている。
素晴らしい満足感に浸った時間でした。

お勧めは夜間拝観。
土曜でも人もそれほどおらず、至近距離からまた遠目からと、ためすすがめつたっぷり眺めることができた。


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