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倍賞千恵子さんトークショー@寅さんサミット2017 [★和の催し]

●HP・・・http://torasan-summit.jp/

11/26、寅さんサミットにいってきました!
今年二回目の柴又です。今回のお目当ては倍賞千恵子さんのトークショー!
地元の方も多く来るだろうし、心配していたけど、なんとか整理券配布前に間に合いました。
100人到達したところでストップし、早めに配布してくださいました。

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↑時間限定で現れた寅さんの所持品。寅さん帰ってきてるのかな?

トークショーまでに「とらや」さんで腹拵え。
ここではコラボメニューの「熊太郎トマトのハヤシライス」と、「信州小諸みそラーメン」を頼みました。
ハヤシライスは酸味がありさっぱりとした甘味控えめのお味。
ラーメンは基本的な昔ながらのみそラーメンで、野菜たっぷり、くどくなくスープもゴクゴクいけます。
寅さんの顔をかたどった海苔の上に、特製カラシみそが乗っていて、これが非常に辛い。
いいアクセントになります。
新メニューなのか、団子と珈琲セットがあり、頼んでる方が結構いました。
最初はぎょっとしたけど、考えてみたら洋菓子に珈琲の組み合わせは一般的なのでおかしくないですね。

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↑上映された映画のロケ地

さて、倍賞千恵子さんのトークショー。私見では、小柄な体から発するオーラに凄味があるというか、厳しさの片鱗がみえる方でした。お歳を感じさせず、司会とのやりとりもチャキチャキとして明朗闊達。

――今回上映される「寅次郎 真実一路」の思い出は
「映画の内容は忘れてしまったが、大原麗子さん演じる役を寅さんが包み込むように、渥美清さんも包み込む優しさを持っていました」
「大原麗子さんはあのような悲しい亡くなり方をしてしまった。お兄ちゃんの優しさをもっと伝えたい人だったと思う。彼女と別の映画で共演したときに、大したことではないことでスタッフを叱っていて、今思えば体調が悪かったからだったと思うんですけど、渥美さんはそういう人を包み込める優しさがあった」

――後世に伝えたいものは?
「北区で過ごしたことがあるので、飛鳥山公園や、音無の滝など残してほしい」「今は縦に縦に伸びる社会ですが、横につながる社会を大切にしてほしい」
また、「柴又商店街から、自動ドアを取り入れたり色々近代化したい話が出たときに、山田監督が『参道に面している表だけは変えないでほしい』とお願いした。商店街の人々はその意思を汲み、木造の家屋を洗ったりして綺麗に整えながら、残してくれている。
そういった行動が後に重要文化的景観の選定に繋がったのかと思います。 引き戸を開けたり店の前で受け渡しをしたり、そういった手を使う、どこかに人の手が触れる建物。それが温かさを伝えると思う」

――倍賞さんにとってさくらとは?
「170本中48作が『男はつらいよ』です。普段からさくらに似合いそうな物を探してしまって、一度エプロンを買って、映画で使いました。さくらを通して世間と繋がってる感覚
「監督からさくらの銅像が建ちますよ、と言われたときに『あらやだ、私はまだ生きてます』っ言ったんです。そしたら監督が『あなたのではなく、さくらの銅像ですよ』と言われて(笑)。
監督に『さくらは無個性の個ですね』と言われました。あぁ、本当にそうだなと。それがさくらの魅力」

「お兄ちゃんがある時、流行なんて興味ないと思っていたのに、あるとき肩パット入りのスーツを買ってきて『これ、流行ってるんだろ』と言って、くれたんです。それは私の宝物になり、流行に合わせてパットを外したり入れたりして、今でも着ています」

とっても素敵なお話しばかりで、あっという間に時間がたちました。
上映会施設のトイレが壊れたり、マイクが壊れたりハプニングのなかでも和やかに進み、トークショーは30分~40分程で終了。

そのあとの上映会【真実一路】も家族の掛け合いが本当に面白くて、爆笑して、最後はやっぱりしんみりして。 たっぷりの旅情とせつなさと。 見ていて気がついたのですが、寅さんは身内にはべらんめえ口調ですが、基本的な話し方は丁寧だし、語彙力も豊富なんですよね。

今回も大原麗子さん演じるふじ子の立場をしっかり考えていて、評判を落とすことを絶対にしない。
もう帰ってこないと思っていた旦那の富永が、「とらや」に現れたときの演技は名演です!

劇中、特に何か起こった訳でも、寅さんが解決したわけでもないんですよね。
一緒に飲んだサラリーマンが、一夜明けたら失踪して、寅さんが奥さんに寄り添ってあげるだけの話なんです。

だけど何かしてあげたいという寅さんの優しさ、それに振り回される家族、そこにたっぷりの人情が溢れてて、本当にいい映画でした。
たまに名前も登場しない舎弟が登場すると、「あぁ、寅さんは一人じゃないんだな」とほっとしてしまいます。男はつらいよは最高です。

缶バッヂは上映会でもらったので、スタンプラリーをする必要は無かったのですが、すべての柄を見たいだけで押して回りました。つなげると「とらとさくら」…でした(涙)。
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↑さくらの銅像。小柄です

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↑こちらは寅さん記念館の人形

京成柴又の駅前広場には寅さんとさくらの銅像があります。
倍賞さんが、「寅さんとさくらの銅像の足を撫でるといいことがあると、巷で言われている」と言っていましたが、本当に寅さんの左足はつるつる。
さくらの左足には「さくら」の字、右足には「ち」の字が彫られてます。
さくらは彫刻家が、ちは倍賞さんがいれたいと言って、実現したそうです。

特設会場では劇中に登場した「がまの油売り」の口上もありました(私は聞けず)。
同じく劇中で寅さんが食べた焼き鳥を食して、寅さんの生きた柴又で映画で見る・・・とっても乙な催しだと思います。
男はつらいよへの温まるエピソードを胸に、高木屋さんでサミット限定商品の「リンゴバターどら焼き」を買って帰りました。

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