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「宇津保物語」に登場する古琴と書画展 [★伝統芸能]

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12/2、大田区民ホール「アプリコ」で、同タイトルの催しに行ってまいりました。

友人が、なんとこの催しで琴に合わせて即興朗読を披露するとのことでのお誘い。
宇津保物語にも古琴にも全く無知な私ですが、否やもなく絶対いくと首肯w
その方は、とってもチャーミングで様々な事に精通している方なのです。

仕事帰りだったので後半から着席。
前半は「独奏」、後半は「琴歌」のプログラム構成でした。

①臥龍吟
②陽関三畳(漢詩)
③宇津保物語(琴と即興朗読)
④秋浦の歌(しゅうほのうた・李白)
安徽省の秋浦に辿り着いた李白が、詠んだ詩
⑤清の曲…がんせき?が酒に酔って歌った詩

出演者も、
高 欲生(http://www.e-moon.co.jp/kin/
さんほか、ニューヨーク在住の国際的司会者、中曽根元首相の通訳の方などが参加されていて、聴衆も知り合いの方たちのような雰囲気だったので、「私はいていいのか?」とふと思ったりも(笑)

けっこう長い付き合いながらも、彼女のそういった特技に触れることがなかったので、当夜までは「即興朗読」ってどんな合いの手で行うもの?失敗したりしないのか?などと勝手にハラハラしていましたが、生で聞いて本当に驚きました。本当に綺麗な声でした。

優しい子守唄を歌うような彼女の声が、朗々と響いて、琴の音色と共に宇津保~の一説を語ります。
「犬の宮」という姫が英才教育?を施され、見事伝説の琴の名手となるまでの、おそらく名場面であろうくだり。(あっているのだろうか…)
途中、それまでたゆたうような声が、犬の宮に神の啓示が降りてきたかのように、一瞬激しくなります。それに合わせて、琴の音色も弾き乱されます。
短いけれど、引き込まれる時間でした。

後から聞いてさらに驚いたのは、こんなに素晴らしかったのに、リハーサルはほとんどしなかったとのこと。琴の先生が素晴らしいのでしょうね。「合わせている」という違和感を全く感じませんでした。

別室では、古琴の展示と宇津保物語に合わせて日本画の先生が描いた絵や、書が飾られておりました。
こんなにボリュームたっぷりなのに、たったの一日のみの催し!!
勿体無いです。
琴の音色は乾いた大地や壮大な景色を惹起させ、とても心落ち着くものでした。
全く予備知識がないまま、体験してみるのもいいものですね。